文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引(第二版)」を基に、2020年度から始まるプログラミング授業において、5年生・6年生が実際の授業で行われる予定内容を学習し、将来の予習も含めて学んでいただきます。
まずはScratch等を使ったビジュアルプログラミングで論理的思考を体験し、プログラミングの初歩の知識や技術を身につけていただきます。
その応用でロボットやドローンをプログラミング操作し、また、日常生活の中にあるプログラミングに対しての気付き等に触れていただきます。

「ビジュアルプログラミング Scratch」
インターネットを利用した「scratch(スクラッチ)」を使って「プログラミング的思考」を育みます。 スクラッチは、アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した教育用プログラミング言語で、世界で広く使われているプログラミング教育ツールです。
プログラミング言語を書き込んでいくのではなく、パソコンの画面上で様々な命令のブロックを積み上げてプログラムを作っていくのでゲーム感覚で「プログラミング的思考」が体験できます。
スクラッチではプログラミングを通して以下の3つの力が学べると強調しています。
a.創造性
b.系統立てて考える力
c.協調性 自ら創造したアイデアを系統立てて考え、仲間と共同でプログラムを組み立てる協調性。
それらは将来どのような仕事に就いても役立つスキルです。

「TELLO ドローン」
ドローンの世界シェアNo.1であるDJI社製の小型高性能ドローン「TELLO」をScratchからプログラミング操作します。事前にスマートフォンをコントローラーにして手動で操縦します。その後、プログラミングで操縦し、両者を比較体験します。それまでのScratchの画面の中だけで体験していたプログラミングから、実際に物体が動作することを体験します。

「micro:bit プログラミング」
BBC micro:bitは片手に収まる大きさのプログラムできるマイクロコンピューターで、ロボットから楽器まで、あらゆる種類のカッコいい作品を作るために使えます。可能性は無限です。

「MakeCodeエディター」
Microsoft提供のMakeCodeエディターを使えば、ブロックまたはJavaScriptを使ってmicro:bitを簡単にプログラムできます。
画面の中で作成したプログラミングをmicro:bitにダウンロードして、リアルに動作するところを学習していただきます。
「ROBOTプログラミング」
タミヤ製プラモデル「カムロボ」に電子部品(PC:IchigoJam、モーター制御:MapleSyrup)を搭載して改造を施し、「初心者向けプログラミング言語BASIC」を使いプログラムを書き込むことで、カムロボを動かします。 より本格的な「プログラミング的思考」を体験していただきます。

テキストについて
あそぼラボオリジナルテキストと併用して、新興出版社啓林館のプログラミングドリル「ドリルの王様 たのしいプログラミング」を教材として使用しています。論理的思考を読み書きの側面からサポートします。